
生れて最初の6年間。この時期は生涯の生きる力や学力の土台をつくる重要な時期です。その土台がつくられる上で、乳幼児期に最も効果的な方法が「遊び」だということは世界でも広く知られています。 子どもたちはいきいきとした遊びの中で、人生に必要なことの多くを学んでいきます。「様々な知識を吸収したり」「身体・手指の機能を磨いたり」「コミュニケーションの仕方や言葉を身に着けたり」「文字や数字の意味を理解して使ったり」「ルールを守ることを知ったり」「相手の気持ちを踏まえながら協力・協同したり」 もちろんただ遊んでいればいいというわけではなく、「教育的意図を持って構成された環境」の中で遊ぶことが大切なポイントです。 豊かな教育・保育環境の中で夢中になって遊ぶこと。それは子どもたちに総合的な学びを生み出し、やがて幸せな未来へと。そして遊ぶことは子どもたちにとって何より楽しく、今の幸せへつながっていくと考えています。
0~2歳児 星の子の0~2歳の保育は、一人ひとりを大切にする、集団ではない保育・生活の環境が特徴です。朝起きる時間もお腹の空く時間も一人ひとり異なる子どもたち。生れて最初の3年はお家と同じように、子どものリズムに合わせたやさしい環境の中で生活していきます。一人ひとりの24 時間の生活リズムをご家庭と共有した上で、食事・トイレ・お昼寝を一人ひとりの子どもにとってちょうど良い時間を探し、保育者が1対1や少人数で、丁寧にあたたかく関わります。 また育児担当制をベースに、食事・トイレ・着替えなどの育児に関することは、いつも同じ保育者が同じ方法で関わり、子どもにとって安心して見通しを持てる環境で子どもを支え、「自立・自律」の芽を大切に育んでいきます。
3~5歳児 身のまわりのことなど自分でできることがどんどん増え、大きく成長する幼児期。衣服の整理や着替え・トイレのことなど「自分のことを自分でできる」ように、年齢や個々に応じた環境の中で生活していきます。また、植物の世話をしたり、みんなの食事を分けたり配ったりと、自分の役割「誰かのため・みんなのために自分ができること」を意識して生活することも経験し、社会の一員として主体的に生活に関わる姿勢を育んでいきます。 また幼児期は次第に周囲の友だちや集団を意識する時期です。日常の遊びの時間に加えて、少人数で行うミーティングなどを通して仲間とコミュニケーションし、「自分の考えや気持ちを伝えたり」「相手の気持ちを知ったり」「相談したり」と協力・協同して生活していくことを大切にします。
春
夏
秋
冬
運動会・発表会では主に生活やあそびの場面を行事へとつなげ、年長児になれば組体操や和太鼓、合唱や将来の夢を発表する機会もあります。大人は見栄えやパフォーマンスなど表面上のことに目が行きがちですが、子どもにとって本当に大切なことはそこに至るまでのプロセスです。一人ひとりが目標を持って取り組んだことや、日々一生懸命取り組んだその過程での学びを大切にしていきます。